Zorin OSでShadowverseをプレイする話
お久しぶりです。
今回の記事はLinuxについてです。
最近僕はShadowverseにハマっていて、WindowsPC版をプレイしていました。
そんな折、Windowsを永遠に削除したい衝動に駆られて、ZorinOSをクリーンインストールしました。
・はじめに
ShadowverseがLinuxに対応しているなんて事はなく、まずWineでの運用を考えました。
Steam版のShadowverseをプレイしたかったので、まずはSteamを使えるようにしなければなりません。
なんにでも先人はいるもので、こちらを参考にインストールしました。
desktop-linux.namakemono345.com
Steamが起動し、Shadowverseをインストールしよう、と思った矢先に問題が発生。
①ストアページが開かない
これはWineでSteamを動かす場合の仕様なので、どうしようもありません。
ストアページが開かないと、アカウントにすでに紐つけてあってもShadowverseをインストールする事はできません。
おそらくFree to Playというのが原因で、購入した事にならないのです。
②ゲームが起動すると「空き容量がありません」と怒られてプレイできない
やっとインストールできて、起動出来て、感動しつつプレイしようと思ったら怒られました。悲しかったです。
空き容量はたっぷりあるのにアップデートできねぇよと怒られます。
Wineで起動したアプリケーションにはファイルを新たに書き込むための権限がないのかもしれません。よくわかりません。
以上の問題を2日かけてクリアしました。以下対処法
①の解決法
別ドライブでもUSBでもなんでもいいので、SteamでインストールしたアプリケーションフォルダをLinux上にコピーします。
Wineで起動したSteamで、ライブラリの左下「非Steamゲームを追加」を選択し、コピーしたフォルダ内の「Shadowverse.exe」を指定する。
すると、Steamが正規の方法でダウンロードをしてくれて、ライブラリに追加されます。
②の解決法
上述したように、権限の有無が問題なのではないかと思ったので、その辺りを試してみました。
具体的には、WineでSteamを使う際に管理者権限を与えてみたらうまくいきました。
以下手順
1.Steam.exeを管理者権限で起動する。
ターミナルで管理者権限のオプションを入力して起動します。
Wine で Root権限でシステムを作る。 - memomuteki
こちらを参考にしました。
起動したら、文字が一切表示されませんが、頑張って自分のアカウントにログインします。
IDとパスワードを入れてボタンを押すだけです。心眼を鍛えましょう。
2.Shadowverse.exeを管理者権限で起動する。
上と同じ方法で、今度はゲーム本体を起動します。これで終わりです。
やったぜ。
こんなめんどくさい方法でシャドバをLinuxでやりたがる人は多くはないとは思いますが参考になればと思います
ちなみにこの方法でゲームをプレイしてて不利益を被った方がいたとしても責任はとれませんのでご理解の上試してください
ブリッジの弦溝(ノッチ)についての考察
2019/1/6 記事をリバイスしました。
アコースティックギターは、弦をブリッジの穴に通して固定する
この円形の穴に、溝を掘ることがある
これは経年で削れた溝のようですが、最初から溝が掘ってあるギターもよくあります
エボニーがこんな風に経年で削れてしまうはずもないですしね
この溝を掘ることについての考えをまとめてみたいと思います
まあそんな長くないんですが、結論から言うと「弦がサドルをブリッジに押し付ける力が強くなりトップがより響くようになる」と勝手に決めつけています
以下図解
えー、まずは、極めて理解しにくい図を書いてしまった事をお詫びいたします
この図で大事なのは「ここの角度!」と示している箇所です
弦溝がある方がこの角度が大きくなります
この角度が大きいとブリッジ方向への弦の張力のベクトルが大きくなり、結果としてサドルが強く押される、はず
サドルをブリッジへ強く押し付けた方が、当然、トップへ振動が伝わりやすくなり、音が良くなるのだろうと考えています
サドルが高い方が良い音で鳴る、という話は、要するに、上図で示した角度が大きくなり、サドルをより強く押し付ける事になるからという事だと思います
何事もバランスなので、現状が良い音ならばそのままにしておくのが良いと思いますが、サドルを低くしたら音が悪くなったなぁ、なんて時にはブリッジを削ってみると良いと思います
とにかくさっき紹介した角度を稼ぎましょう
新岡ギター教室というウェブサイト(すっごい参考になります)でもこの弦溝ーノッチについては考察されており、やはり溝がある方が音がよくなるという結論のようです
ジャンクのアコースティックギターを修理した話
僕の実家には納戸がある
玄関フードまでドアひとつであり、暖房もなにもなく、北海道の冬場は極めて寒い
僕の実家にはギターがたくさんある
当然使い物にならなくなってしまったものもある
そんなギターが数本、納戸に数年間放置されていたのだった
あるとき、納戸でそれらジャンクギターを見ていると、一本のギターのペグがGroverタイプのものであるとわかった
前に紹介したCat's Eyesのペグが貧弱だったので、どうせジャンクだからとそのギターから奪いとろうと思ったのだ
手にとってよく見ると、まあまあ作りがよい
ラベルを見てYAMAHAの「FG-300M」だとわかった
よくよく木を見てみると、トップ板がなんと単板であり、どうにか治せないかと考えてみた
こちらが問題のギターである
このギターがジャンク行きになっていた理由は、ネックヒールの剥がれである
割と多い症例であり、ここが剥がれるとネックの角度に影響が出て楽器としての用を足さなくなるのだ
しかし、過酷な環境にあったにも関わらず、板が割れていたりもなかったので頑張って治すことにした
そもそもなぜヒールが剥がれてしまったのか…
その理由は「接着をほとんどしていなかったからだった」
ピッタリはめ込んで、多少接着されていたのである
しかし30年も経たずにあっさり壊れてしまうあたり、その考え方は間違っていたのだと思う
という訳で、ネックを少し叩くとすぐに外れた
アコギの作り方はうっすらと知っていたが、ネックのジョイントが謎だった
こうして実際にバラすと勉強になります
とりあえず接着面に残った接着剤を除去して試しにはめ込んでみようとしたが、何故かうまくはまらない
木が狂ってしまったのであろう、当然である 極端な温度変化にひどい乾燥状態で保管放置していたのだから
という訳で、ネック側をひたすら削りました
どこが干渉してうまくはまらないのかわからなかったので、必要以上に削ってしまっていたと思う
しかし、接着が終わった段階でも0.2ミリくらい、浮いている
今思えばもうちょい削ればよかったとも思うがご愛嬌
で、ある程度ちゃんとはまるようになったら、接着剤を薄めることもせずに塗ったくり、なるべく奥まではまるように全力を込め押しこむ
フィンガーボードとトップ板の接着面をクランプで固定し、ヒールがサイド板に密着するように力を加えて放置
3時間くらいでだいたいくっついたかなぁって思ったのでライトゲージを張りました(思慮深い方なら1日置いてからエクストラライトを張るのでしょう…)
特に問題も起きず、リペア完了
サドルが無かったのでこの前削ったやつを使った
ナットも無かったのでこの前削りすぎてオシャカになったかと思われた牛骨ナットを設置してみたら良い具合だったので、成形して接着
で、弾いてみたところなかなかどうして良い音で鳴る…
当初はなんか気持ち悪い程ギラギラ感があったが、ブリッジの弦溝(ノッチというらしい)を掘ってやると非常にバランスのとれた音になった
Cat's Eyesはお役御免となり、今ではピックアップをつけてエレアコとしての役割を与えている