データ可視化特化GISフレームワーク「deck.gl」を使ってみた
はじめに
先進的なタクシー事業で有名なかのUber社によるオープンソースフレームワーク「deck.gl」を使ってみたので紹介を兼ねた感想の記事になります。このフレームワークはデータビジュアライゼーションに特化したGISフレームワークとなっております。WebGLを利用してリッチなデータ表示を可能にしています。はじめて触りましたがReact.jsを使っていて、html側は非常にすっきりと、アプリケーション側はJavascriptでシンプルに作れるようになっているので、保守や機能追加もしやすいのかな、なんて感じています。個人的にはかなりやべーフレームワークなんじゃないかと思うので、もっと広がれば良いなと思い紹介記事を書くに至りました。
deck.glとは?
deck.gl 可視化パターン(公式サイトより) どのパターンでビジュアライズするかにより、必要なデータの構造も変わってきます。 例えばヒートマップの類(HexagonLayer)であれば緯度経度の.csvですが、他のレイヤーならばまた別の形式のデータが必要です。
ダウンロード
github.com ソースはこちらから
自分も勉強中で、基本的には公式Exampleをいじりながら、望む形に編集していく事になるかと思います。
使用例(自治体所在地の密集度を可視化した例)
この図はHexagonLayerのソースを一部改変し、自治体所在地の座標データから、一定エリア(ひとつのヘキサ)にどれだけの自治体が密集しているか、という可視化を行っております。 たとえばデータソースの形式が経度・緯度になっていれば、「震度5弱以上の地震が発生した地点の可視化」を行うことも可能です。
手軽に使う方法
Uberは神なのか kepler.gl
このdeck.glは既にWebサービスに落とし込まれていて、データソースさえ用意すればすぐにビジュアライゼーションを体験出来ます。 ※公式サイトよりアメリカの州別失業率 もう、これ以外いらないんじゃないかな。
感想
正直勉強中でわからない事だらけですが、React.js自体の可能性と、オープンソースの魅力を再認識しました。 このフレームワークについては、今後も目が離せないところです。